
2005年11月24日
AO入試対策講座!?
今日、T高校で説明会を行いました。「AO二期の出願希望者がいるので(差し支えない範囲で良いから)対策のポイントなど聞かせてほしい」とのことでした。「AO入試はやる気が決め手!」とはいうものの、どうやってその「やる気あり!」を見せるのかがまさにポイントでしょう。(他の受験生と不平等にならないよう)差し支えのない範囲でお話ししてきました。以下にその「対策のポイント」のポイントをまとめました。マル秘文書ではありませんが、再確認という意味では役に立つと思います。少し長い文書ですが受験生及びその関係者の方はぜひお読みください。
AO入試に限らず、面接の際の一番のポイントは「志望学科に対する関心度」だと思います。「何故うちの学科に志願したのですか」。形式的ですが、(多分)必ず聞かれる質問です。この質問に対して、
法経学科→法律(あるいは経済)に興味があるので。(何で法律(経済)に興味があるの?)
国際コム→英語が好きなので。(駅前留学でも良いのでは?)
福祉文化→介護の仕事がしたいので。(専門学校に行った方が良いのでは?)
このような回答では、全然不十分です。志望の学科がどういう人材を育てようとしているのか、その為にどういう講義を行っているのか、その中で自分は特にどういう分野を勉強したいのか。そういった点を踏まえ(大学案内や沖縄大学のホームページを見れば解ります)、志望の動機を答えるようにしましょう。
二つめのポイントは「主体的に学ぶ意欲」があるかということです。でも「意欲がある」ということをどう表現すればいいのでしょう?これも事前にしっかりと自分が志願する大学について、学科について調べておくということです。沖大について、学科について良く知っているな、良く調べて志願してきているな、との印象を面接の先生に持ってもらえれば「意欲がある」と受け止めてもらえるでしょう。また、エントリーシートの中に「最近の社会的出来事で興味を持ったことはなんですか」というのがありますよね。あなたが記載する「社会的出来事」について、新聞やインターネットから出来うる限りの情報を集めてください。直接関係することだけでなく、関連する出来事、似たような出来事についても出来るだけ情報を集めてください。その上で「関心を持った理由、自分の意見」を書いてください。そうすれば記載内容にも、それに対する質問への回答にも深みが出、「主体的に学ぶ意欲がある」と受け止めてもらえると思います。
三つ目のポイントは、そう「やる気!」です。でも、どうすれば「やる気」を認めてもらえるのでしょう?「やる気があります!頑張ります!」と口で言っても「やる気」は伝わりません。「やる気」を認めてもらうのは、上に記載したような事前の下調べ・準備にどれだけ時間をかけて、どれだけ内容を深めていけるかということに掛かっています。「やる気」があれば、それくらい出来るでしょ?
AO入試では事前に提出いただいたエントリーシートの記載内容を中心にインタビューを進めていきます。しかし、インタビューの中心となるのは読めば解る記載内容ではなく、それを読んだ面接担当者の「何故?」という質問です。「何故そう思うのですか?どうしてですか?」面接担当者の何故?何故?何故?に答えるには、エントリーシートに記載した内容の(せめて)3倍くらいの下準備が必要でしょう。
結局のところ、事前の「準備!準備!準備!」これが一番のAO入試対策ポイントだということでしょうか。
長い割には、当たり前の結論でドウモすいません。
by しつチョ~