明日仕事がなくなっても大丈夫~生きることは、つくること~

沖縄大学入試広報室

2015年10月19日 17:02



10月2日、本館102教室で、本学ライティングセンター主催の

講演会「『生きることは、つくること』~ものづくりの視点から~」が

開催されました

講師は、株式会社カリタス代表取締役の根橋理香さん。

沖大生や教職員などが多数参加しました





根橋さんは最初に、ご自身の仕事について振り返りました

「皆さんはいずれ就職の時期を迎えると思いますが、私もそんな時期が

ありました。大学生の頃から広告代理店でアルバイトをしていて、

4年制大学を卒業したあとは広告代理店に就職したのですが、

なかなか上司と打ち解けられず、給料は安いし休みはなくて、

希望をもって就職したはずなのに、夢はすぐに打ち砕かれました」






入社して1年で辞めたいと思った根橋さんですが、このどん底から抜け

出すために3つの作戦を立てました


1 「虎の威を借りる狐作戦」

 「呼ばれてないけど、どこにでも顔を出すこと」

 「プレゼンは舞台!楽しくしよう作戦」





「自分だけなら実行できないことも、上司や同僚の力を借りると

成功できるし、呼ばれていない会合や飲み会等に積極的に顔を出す

ことで、交流を深められて自己PRできる

だからプロジェクトは円滑に実行しやすくなって、

新しい仕事は『○○してみた!』と名付けて、どんどん挑戦して

仕事の幅を増やしました」

根橋さんはその後、独立して「株式会社カリタス」を設立し、

現在に至ります






人間力の高さとポジティブな性格、次々と出る斬新なアイディアが

本当素晴らしい根橋さんですが、彼女の人生のモットーは

「自分の人生は自分だけのもの」





「常に自分の人生の主人公でありつづけるため、

変わらずに好きなことをやり続けることが力になり、

武器になるんです」(根橋さん)






根橋さん流の「仕事を楽しくするコツ」とは、

「常にミーハーであり、流行りのモノには敏感になること。

そして、どんなものに接してもマーケティング感覚をもつこと」

さらに「沖大の卒業生は起業家が多く、個性があるなかにも

ユニークさがある。ぜひ皆さんも将来起業を考えてみて」と

アドバイスしました





根橋さんの将来構想は、ズバリ「沖縄への地域貢献」

アジアや海外向けの地域(沖縄)ブランドを作ることで、

沖縄全体をプロデュースしたいそうで、

ゆくゆくは「ドランボールプロジェクト」をやってみたいとのこと





プロジェクトの内容は、じわじわと練っている最中だそうですが、

「私は、もし明日仕事がなくなっても大丈夫。

『もの』を売ることには自信がある。会社を2度潰しかかって、

鬱にもなった。もう恐れることは何もありません」

と参加者を驚かせました





いろいろご経験されたからこそ獲得した沢山の宝

根橋さんなら、大きい将来構想だって何だって、

大成功をおさめそうですね

これからの根橋さんのご活躍と斬新なアイディア、

ますます注目したいと思います

根橋さん、素敵なお話をありがとうございました



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